骨董ノ市2025

開催中 3月2日(日)まで

古銅 獅子 江戸時代 h8.5cm
ずいぶん前に、イギリス人のディーラーとハワイのビーチで物物交換した銅像です。 
ロンドンから家族で来ていたそのディーラーは、ビーチで遊ぶ妻子を尻目に、おもむろにリュックからこれを取り出して説明を始めました。
もともとIncense burner (香炉)の蓋部分に装飾として付いていたもので、日本か中国かは定かではないが、18世紀の作だ、と。
18世紀だという根拠はどこにある?と聞くと彼は、
ひっくり返して内側の空洞部分の銅の肌を見てみろ、ダークチョコレートの色をしているだろ。そこが鑑定のポイントだ。俺の15年のキャリアで得た、old bronzeが18世紀より古いかどうかの判別基準はダークチョコレート色なんだ
と言いました。

昨日は

初日からお客さまにお越しいただき誠にありがとうございました!
のっけから濃密な空気感ふんぷんで、ワタシも一緒に有頂天でした。
明日も含めて、最終日の3月2日までノンストップで行きますので、引き続きお待ちしております。


写真は打って変わって静かな調子で…
献上手唐津茶碗 江戸 18世紀
ピン、としたシャープさもある、上品な茶碗です。
深さもあるので、夏といわず年中使えるかと。
口径15.5cm 高さ6cm

明日より

お待ちしております〜
今回も怪しいちっちゃいキャラクターがそろそろと集まりました。
隠れてるのもいますが…
お楽しみに!
骨董ノ市2025
2月22日から3月2日まで

いよいよ明日から

骨董ノ市です!
今年も不安と緊張の波が止みませんが、皆さまのお越しをお待ちしております。

仕入れ先で写真の皿をひと目見た時、まさにハレの器だ!と思いました。気持ちがパッと晴れるような明るい色彩です。
九谷焼の古伊万里写し。別名、大聖寺伊万里とも。
起源は大政奉還の年(1867年)なので、さほど古くはありませんが、丁寧な手描きで綺麗な写しです。
写しとはオリジナルを模写した作品のことですが、ここまで緻密で繊細だと、単なるコピーやレプリカの粋を超えています。
明治-大正時代 径21cm

骨董ノ市2025

22日(土)から3月(日)まで
久しぶりに無地白のデルフトタイルを入手しました。
オランダ 18世紀 12.5cm
300年経っていて未だ真っ白な表面の釉薬と、白っぽい砂まじりの裏側の土感。
なんでもないプレーンさなのに相変わらず惹きつけられます。
タイルですが、角皿や角型コースターにも変身してくれるトランスフォーマー。

今週末から始まる

骨董ノ市2025
22日(土)-3月2日(日)

李朝の箱 
朝鮮王朝時代末期 19世紀
装飾品などを入れる、ハム(函)と呼ばれた箱。
木のやつれ具合、表面に塗られた拭き漆の断紋(経年による縮れたような跡)、真鍮の金味、どれも美しいです♡
高さ21cm 幅43.5cm

骨董ノ市2025

2月22から3月2日まで
今回のテーマが「ハレの骨董」と「ケの骨董」ですが、時代と共にその時々に生きる人の見方によって、価値が変容することもあるようです。
写真の小皿が良い例で、今の感覚で見ると、絵柄がなんか手抜きみたいでユルくてかわいいけど、これが作られた江戸時代にはちゃんとした茶道具のマジメなものだったようなのです。
絵瀬戸 五徳&火箸&炭?紋様 銘々皿
江戸後期 19世紀 径11cm

今月22日(土)から始まる骨董ノ市2025

出品する骨董をちょこちょこご紹介していきます。

根来(ねごろ)塗りの椿皿
江戸時代 14.5cm
朱漆が長年の使用により擦れ、下塗りの黒漆が顔を出す、そのコントラストが美しい漆器。
寺院の多い奈良に縁のある、お寺で使うために作られた、丈夫な本根来です。
古格ある高台の低いタイプ♡