器の修理、承ります。

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sendでは器の修理を承ります。

長年使ってきた愛着のある器や、お気に入りの器が割れてしまったり、欠けてしまったりするととても残念な気持ちになります。
これらの器は、漆で接着し、欠けを埋めるなどして修理すると再び使えるようになります。

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漆直しによる金継ぎなどの技術は、室町時代のお茶 (茶の湯) の発祥時より400年以上もの間、受け継がれてきた日本固有の伝統的な修理法です。

漆には強力な接着力、耐酸・アルカリ、防腐防水、絶縁性、塩分やアルコールに浸食されないという特徴があり、漆直しはその強度を利用するものです。
ちなみに金継ぎは、漆で直しを施した上から金粉を蒔いて加飾する技法です。
器の漆修理には自然素材を使い、パテやボンド等は使用しません。

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私はまだ駆け出しのペーペーで時間がかかる場合もありますが、器そのものの良さを尊重し、生かす直しを心掛けます。
700yen~

写真はカケに漆を埋めた上から銀を蒔いています。
器は19世紀南仏のプレート

*漆直しで修理された器は、基本的に漆器に準じる物ですので、電子レンジやオーブン、蒸し器での加熱や食洗機の使用、煮沸消毒はお控えください。

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御礼

 

8月12日

森永豊 X send ガラスの器 展、先週の土曜日をもって終了しました。

森永さん、今回の展示会のために特別シンプルでスッキリとした「素」のようなかたちと質感の器を作ってくださいました。
その姿勢がガラスとともに「素」に向かっていることを伺わせる、私たちとしても、改めて作り手の方の真摯な姿勢に学ばせていただくことが大いにあった展示会でした。

この度もたくさんのお客様にお越しいただき、まことにありがとうございました。

本日から通常営業に戻っています。
森永豊さんのガラスの器2点に植物を活けました。
展示会は終わりましたが、他にも森永さんのガラスの器何点か残してございますので、お気軽にお問い合わせください。

左端・19–20世紀、清の南京白磁茶碗
右端・明治時代の型吹きガラス瓶
右から2番目・イギリスヴィンテージの酒瓶

 

ガラスの器展、8日(土)までです!

森永豊Xsend ガラスの器 展、残すところ一日となりました。

森永さん2年振りの展示会でしたが、今年もたくさんのお客様にお越しいただき        誠にありがとうございます。

8日(土)が最終日となりますが、10時半から18時まで、皆さまのお越しをお待ちしております!

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ビビッドカラーのガラス小鉢

森永さん赤い器

森永さん赤い器−1

森永豊さん吹きガラスの器展、今日と明日で
終わってしまうのが寂しいです。
今回届いたガラスの中で最もビビットなカラーで
目を引く赤い器。
ただヨーグルトを入れただけでもとても絵になります。

Size M W13 × H 4
Size S W9.5 × H 4

ガラスX飲む

いよいよ森永さんのガラスの器展もあす土曜日まで。

ピッチャー&グラス1

ジンジャーシロップをつくったので、ソーダ割りにしてみました。
だるい夏の日にはシャキッとします。

今回の森永さんの展示会、たっぷり入る大きめのグラスが揃っているのも魅力です。
水やソフトドリンクはもちろん、ビールやカクテルにも相性バツグンです。

グラス 口径7.2X高さ15.5cm

ピッチャー1

ピッチャーはドイツのバロック様式に影響を受けたもので、厚みのあるフォルムとイッチン掛けのような胴に貼付けた模様が特徴です。

ピッチャー 口径6.7cmX高さ10cm

 

薪と炭の火から成るガラス

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鹿児島にガラス窯を構える森永さん。森永さんの吹きガラスの器は400度以上の火力で作られていますが、その主燃料はなんと薪と炭。

ガスバーナーを極力抑えた、自然の火力で熱せられた結果、ガラスの表面はもう一枚の膜があるように艶やかで、手触りも柔らかいのです。
森永さんによると、これは薪に含まれるカリ成分が、ガラスと反応し、釉薬が掛かったような状態になっているからではないか、とのこと。
日本古来の炭窯やもみがらを利用した伝統技術を踏まえた、この森永さんの製法は一見、時代の流れに逆行しているようで、実はガラス本来の「素」の美しさをひき出しているのです。